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論文

Present status of minor actinide data

中川 庸雄; 高野 秀機; 長谷川 明

NEA/WPEC-8, p.1 - 116, 1999/00

$$^{237}$$Np,$$^{241}$$Am,$$^{243}$$Am,$$^{242}$$Cm,$$^{243}$$Cm,$$^{244}$$Cm及び$$^{245}$$Cmの評価済データの現状を調査した。これらの核種の断面積データ及び核分裂あたりの放出中性子数について、JENDL-3.2,ENDF/B-VI,JEF-2.2及びBROND-3のためになされた最近の評価値と、Maslov等の評価値、そして実験データを比較した図を示す。また、それぞれの核種について簡単なコメントを付す。JENDL-3.2,ENDF/B-VI,JEF-2.2に与えられているマイナーアクチニドデータのテストのために、PWRの燃焼解析と高速臨界集合体及び加速器駆動炉心のベンチマーク計算を行った。PWRの燃焼では、$$^{238}$$Pu,$$^{242m}$$Am,$$^{244}$$Cmの蓄積量のほかは計算と実験値は良く一致した。FCA-IX炉心シリーズにおける$$^{237}$$Np,$$^{241}$$Am,$$^{243}$$Am及び$$^{244}$$Cmの核分裂率比については、$$^{244}$$CmとJEF-2.2の$$^{241}$$Am以外は、5%の範囲で実験値と計算値の一致が見られた。マイナーアクチニド燃料を入れた加速器駆動炉心では、k$$_{eff}$$の計算値に大きな差が見られたが、その原因は核分裂中性子スペクトルと核分裂断面積の評価値の違いにある。

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